2017年12月14日木曜日

12月13日(水)  ライブラリー・ディ

刈羽中学校では,今年度も,毎週木曜日,ライブラリー・ディを行います。朝読書を,各クラス,ローテーションで,図書館で行います。ライブラリー・ディでは,学校司書からの本の紹介もあります。
12月13日()のライブラリー・ディは,3年A組でした。学校司書からのメッセージを紹介します。

【学校司書からのメッセージ】
校内読書旬間や全校スピーチでは,先生方が,本を紹介してくださいました。今回は,私の方からは,9類(文学)以外の本を紹介しました。

○『世界一清潔な空港の清掃人』 新津春子・著(朝日新聞出版)  【分類 289】
 一昨年,NHKの『プロッフェッショナル 仕事の流儀』で紹介され,大きな反響を呼んだ新津春子さんのお話。
“清掃”という仕事を選んだ彼女の半生と,そのすがすがしい生き方に出会えます。羽田空港ターミナルで働く500人の清掃スタッフのトップに立つ彼女。「心を込めないと本当の意味できれいにできないんです。」「人の目はごまかせても自分のことはごまかせない。自分をだますことはできないんです。」と語る彼女の仕事の流儀に触れてほしいです。紹介されているプロのお掃除テクニックもさすがです。

○『だれが幸運をつかむのか』  山 泰幸・著(ちくまプリマー新書)【分類 388】
 だれもが幸せになりたいと思って生きているので,まずタイトルに惹かれます。著者は,たくさんの昔話の数々の中にその答えを見つけようとしています。
 昔話は,物語の形を借りて「人間とは何か?」という人間の本質を語っています。すると,「幸,不幸になるのには決まったパターンがある。」ということに行き着きます。

さて,自分はどうか?どうしたらよいのか?自身の物語を紡いでいくためにも世界中にある昔話から,そのメッセージを受け取ってほしいと思います。